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社長のひとりごと2022.04.20

スタッフに任せる範囲を広げる上で実践したこと

スタッフに任せる範囲を広げる上で実践したこと

任せることで互いに成長する

こんにちは!鈴木です。
最近、社内の勢いが明らかに変わってきた感じがあります。

スキルアップのための研修が盛んに行われたり、部署の垣根を越えた建設的な議論が増えています。
それとは反対に、私自身は、参加する会議を減らしました。

昨年までは各部署の会議に顔を出していたのですが、今年に入ってからは、全社会議と管理職会議にのみ参加しています。
スタッフのレベルが上がっていく中、意思決定も含め、「任せる」範囲を積極的に広げていく組織フェーズに入ったと感じたからです。

「任せる」──それは簡単なようでいて、非常に難しいことです。
どの会社でも、立場が上の人は、部下よりも知識・経験が豊富で、背負っている責任が重いはずです。
部下の責任を取る立場にあるから、部下に細かく指示を出したくなる。それが自然な心理です。

これが、会社の全責任とリスクを背負っている経営者ともなると、任せるという行為が、震えるほど緊張することもあるでしょう。
しかし、思い切って任せ始めると、社内の流れが変わり、自分の意識も変わってきます。

いつも「自分が前に出てなんとかしないと」と気を張っていたのが、むしろ「いかに前に出ずに現場の自主性を尊重するか」を考えるようになります。

川の流れは、土手で決まる

「任せる」上で、具体的に実践したことについてお話しします。

まず、意思決定する際、「社内の事情に合わせて、社会が変わることはない」という大前提を全社で共有しました。
いかなるときも、社内ではなく、社会とお客様を起点として、ベストな解を見出すということです。その上で、以下を行いました。

【①権限・責任範囲の明確化】…デザインの最終決裁権者はAさん、PR内容はBさんというように、自分の決定領域をいくつか手放し、この人なら間違いないと思える人に渡していきました。

【②主目的の伝達】…主目的と外せないポイントだけを伝え、プロセスの細部に介入するのをやめました。

【③情報共有の徹底】…私自身は現場と直接やり取りせず、週に1度開催する管理職の会議で、課題共有や要望伝達を行いました。管理職の言動ルールなども統一しました。

先日、「川の流れは、土手で決まる」という興味深い言葉を見つけました。
土手がなければ、水流は一方向への勢いを失い、すぐに四方に散ってしまいます。土手の向きと強度で、川の方向と勢いが決まるのです。

経営者の仕事は、川が辿り着く地点を決めること。
そして、社員が生き生きと活躍し勢いある流れが生まれるよう、管理職のメンバーとともに、しっかりとした土手をつくることなのだと考えています。

鈴木 太郎

(株)ラルズネット代表取締役社長。函館市出身。2006年明治大学卒業。宅建士資格を取得し、野村不動産ソリューションズ(株)入社。不動産仲介(法人営業)に携わる。その後、講師職を経て2010年当社入社。営業部にて制作事業の売上を3倍にリード。2013年同社GM就任。同年、総売上最高値更新。2014年同社常務取締役就任。営業、商品企画、経営戦略を担当。2020年から現職。

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