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営業×デザイナー×エンジニア 経営をデザインするということ。

商品が「自分自身」に変わった瞬間

営業部 コンサルタント
渡辺 秀哉

─ 今日はいつも楽しそうに仕事している3人に、ラルズネットという会社について思う存分語っていただければと思います。まず、ラルズネットで学んだことを教えてください。
私がラルズネットから学んだ最も大事なことといえば、それは「顧客主義」です。それまで「顧客主義」って、なんだか普通のことだと思ってたんですよ。「顧客のことを第一に考える」そんなの当たり前だし、世間でもよく言われてることだよなぁって。入社してほどなく、法人営業の基礎も知らない私が会社の売上に貢献できず悩んでたころ、上司にこう言われたんです。「お客様は一社一社違う。相手に合わないモノは、たとえ自社の商品でも売るな」って。売上が上がらないことを注意されるのかと思ってたので、「売るな」と言われたことは少なからず驚きました。
─ その経験から成長できたという事ですか?
いえ、そのときには、まだピンと来ていませんでした。でも考え方が変わりました。数ヶ月後、得意先ができた私は、その会社の社員教育や店舗展開など、弊社の商品とはまったく関係ないことにまで相談に乗るようになりました。どうしたらその会社が大きくなるかだけを必死で考えるようになったんです。ある日、そのお客様にこう言われたんです。「そういえば、御社ってWEBの会社だよね?どうしてこんなことまで考えてくれるの?」と。そこで、はっと気が付いたんです。お客様の真のニーズは、弊社の商品やサービス自体にあるのではなく、「自分の会社を大きくすること」なんだって。考えてみれば当たり前なんですけどね。
─ 入社当時の自分とは、はっきり変わったという実感はありましたか?
ありました。というのも、お客様からいただく言葉が、前とはガラっと変わったんです。「渡辺さんが勧めてくれるモノなら間違いないね」「今度、ウチの経営会議に出席してもらえないかな?」等々。中でも、色々なポータルサイトを検討している新規のお客様から、「連合隊に参加すれば、また渡辺さんが来てくれるんだよね?」という言葉をいただいたときは嬉しかったです。商品が「自分自身」に変わった瞬間でした。最近では、お客様が携帯電話ひとつ買うときも、私が呼ばれたりします…「どれがいいと思う?」って(笑)
─ 必死に自社商品をセールスしていた以前よりも、声がかかるようになったということですか?
まさにそうです。今では、自分の仕事を「営業」だと感じません。お客様の会社を大きくするには、様々な手段があります。弊社の商品も、その手段の一つにすぎません。ましてや、それらを販売すること自体が目的になったら終わりです。こう思うようになってから、あらためて『お客様と社員の成長エンジンになる』という弊社のビジョンに目を通したところ、グっときました。「顧客主義」の意味がわかるのに、何年もかかりましたよ。

デザインの力ってすごいなぁって、
しみじみ思います

制作開発部 デザイナー
今野 里美

─ ラルズネットの徹底した「顧客主義」が伝わるお話、ありがとうございました。デザイナーである今野さんは、モノ作りの立場から、自分の仕事をどう考えていますか?
デザインの力で「お客様の想いをカタチにする」のが私の仕事です。これまで関わってきた案件を振り返ると、とても魅力的な会社なのに「自分達の強みがわからない」というお客様がたくさんいらっしゃいました。「御社だけのオリジナルって何ですか?」という質問に言葉を詰まらせる経営者の方が、意外なほど多かったんです。今だからこそ、相手の良い部分を引き出すのも含めて自分の仕事だと自信を持って言えるんですが、最初は大変でした。
─ 「想いをカタチに」ということに関して、打ち合わせについてなど、さらに詳しく聞かせてください。
デザインはアートとは違いお客様ありきの仕事のため、主観に走ってはいけないので、まずは徹底的にヒアリングします。私の場合は、「あぁ、このお客様はこういうイメージが好きなんだな」という方向性がパっと浮かぶ瞬間があるんです。ここからは、もちろん技術力も必要ですが、出来上がったものをお客様にお届けし、喜んでいただけたときの嬉しさといったら、もう言葉にならないですね。私がいつも思うのは、「カタチになってはじめて、お客様自身が自分の良い部分に気がつく」ということです。「デザインの力ってすごいなぁ」って、しみじみ思います。
同感です。私は今、企業のブランディングにも携わっていますが、そこでよく「経営をデザインする」という言葉を使います。デザインって、世間では「装飾する」くらいの意味にしか捉えられていないことが多い。でも私は全然違うと思うんです。「目的を達成するための手段」というふうに個人的に捉えています。街中でも「進むか・止まるか」「右に行くか・左に行くか」、自分が取る動きは、たとえば看板などの適切なデザインがあってはじめてスムーズに判断できます。経営も同じです。「社員はどんな考えに基づき何をすれば良いのか」「お客様にとってどんなメリットがあるのか」等々、経営を適切にデザインしなければいけないと思います。また、弊社は『不動産☆連合隊』という全国規模のメディアを持っているため、カタチにしたお客様の想いを、全国に向けて放つことができる。これはすごいことだと思います。

お客様が毎朝画面を開くのが
楽しみになるようなシステム作りを

制作開発部 エンジニア
我妻 範彦

─ 「作って」「広める」。ラルズネットは、制作事務所とメディアを両方持っているんですね。我妻さんはエンジニアとしてラルズネットのシステム開発をどう考えていますか?
システム開発こそ「ラルズネットらしさ」が最も表れるジャンルだと思います。「現場担当者が使う気にならない」「触っていてワクワクしない」というようなことを、弊社は一番嫌います。不動産会社の営業を知り尽くしている弊社だからできる、徹底した顧客目線と、圧倒的にわかりやすく直感的な操作感が、ラルズネットのシステム開発の特徴です。「市場の流通が変わるほど便利なものを作るんだ!」と毎日盛り上がってます。
─ 何か具体的な事例はありますか?
たとえば、弊社は不動産会社様向けに『ラルズマネージャー』という物件登録システムを提供していますが、このシステムには、ほぼクリックだけで物件登録が完了したり、店頭に貼り出すチラシを簡単に作成できたりという便利な機能もたくさんついているのですが、開発時に何よりも大切にしたのは「お客様がこのシステムを使っていくうちに、自社の問題点に気付き成長していけるかどうか」という点でした。その結果、出来上がったのが、業界初となる「全自動アドバイス機能」です。 これは、その会社の課題や問題点を、TOP画面の「ラル子」というキャラクターが「もっとこうしたらいかがでしょう?」と丁寧に教えてくれるという機能です。ちなみに、ラル子は毎日服も着替えます(笑)お客様が毎朝画面を開いて、ラル子に会いたくなるような、そんなシステムを目指しました。
─ なるほど。御社の商品が選ばれている理由がわかった気がしました。では最後に、ラルズネットの社風や職場環境を教えてください。
クリエイティブな人にはこの上ない環境だと思います。「楽しく、カッコよく、わかりやすく」というのが、弊社の行動指針の1つです。というのも、「楽しくなくて、かっこいいとも思えなくて、わかりづらい会社」が世の中にすごく多いと思うんです。仕事をしている時間というのは、誰の人生でも決して短くありません。その時間がもしつまらないものだったとしたら、これほどムダなことはない。どうせなら、その時間を、人生で最も輝いている瞬間にしたい。よく「渡辺さんがいてくれたからここまでこれたんだよ」とお客様から感謝の言葉をもらうことがありますが、素直に感動します。そして同時に、仕事を通じて自分が成長していくのがわかります。こんなにやりがいを感じる会社は他にないと実感しています。
─ 今回の話を通じて、「ラルズネットらしさ」がとても伝わってきました。ありがとうございました。

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