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2018/07/30 2022/12/26

これで判断を間違えない!不動産のバナー広告を出稿する前に知っておくべき「3つの広告効果」とは?

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これで判断を間違えない!不動産のバナー広告を出稿する前に知っておくべき「3つの広告効果」とは?

今回はバナー広告について解説します。

ただなんとなくバナー広告を掲載しているだけ…
そんな状況になっていませんか?

逆に、「そんなにクリックされてないなら意味がない!」というように、感覚的に判断していませんか?

バナー広告は、目的と指標を間違えずにしっかり運用すれば、抜群の効果をもたらします。

ここでは、「①認知 ②誘導 ③獲得」という3つのバナー広告効果と、それぞれを判断するのに適した指標をお伝えします。

それでは見ていきましょう。

1.「①認知 ②誘導 ③獲得」という3つの広告効果を押さえる

認知、誘導、獲得の流れ

お客様(ユーザー)は、まったく知らない会社より、馴染みのある会社の情報を見る傾向があります。
そのため、まずは御社のことを「知ってもらう」ことが重要です。これを【認知】といいます。

次に、御社のことを知ってもらったお客様に来店してもらうことを目指します(=ここではホームページに来てもらうことを指します)。これを【誘導】といいます。

最後に、来店してもらったお客様に、御社のサービスのお申込み(商品購入等)をしていただきます。これを【獲得】といいます。

さて、ここで質問です。
御社は、現在、広告によって、「①認知 ②誘導 ③獲得」のうち、どれを達成しようとしていますか?

「考えたことないよ」「もちろん獲得だよ」「できれば全部だよ」などの回答が多いのですが、段階を分けて、はっきり決めておくことをおすすめします。

なぜなら、後ほど説明しますが、「①認知 ②誘導 ③獲得」は、それぞれ見るべき指標がまったく違うからです。
(たとえば、【認知】=自社の知名度を上げることが目的なのに、「クリック数が少ない…」と気にするのは、見るべき指標が食い違っている好例です。)

通常であればまず、ユーザーに【認知】をしてもらわなければ【誘導】は難しく、【誘導】できなければ【獲得】もできません。

そして、「①認知 ②誘導 ③獲得」の順でかかる費用も高額になります。

それでは、それぞれに合った、見るべき指標を解説していきます。

2.【認知】…自社やサービスの知名度を高めるために出稿するバナー広告

「認知」の役割

「開業したばかりのため、地域の人にとにかく会社名を覚えてもらいたい!」
「自社のブランド力に自信がない…。もっと知名度を上げたい!」

このような目的を【認知】といいます。
メインターゲット(誰に向けた広告か?)は、「御社の存在をまったく知らない人」になります。

この場合、効果を測る指標は、バナー広告の「表示回数(インプレッション数)」になります。

ユーザーの目に何回触れたかという指標です。

※【認知】が目的の場合、クリック数で判断してはいけません。ここを混同しないことが重要です。

また、【認知】の効果をさらに高めたい場合は、出稿するページや媒体を増やしたり、表示箇所がより上にある枠や、表示面積がより大きい枠に出稿することが考えられます。

「認知」の重要点、当てはまるお客様の特徴

3.【誘導】…自社サイトにユーザーを呼び込むために出稿するバナー広告

「誘導」の役割

「ホームページをリニューアルしたから、ユーザーをたくさん呼び込みたい!」
「新しいサービスのコンテンツを作ったから、世の中の人にぜひこのページを読んでほしい!」

このような目的を【誘導】といいます。
【認知】を済ませたユーザーに向けて、今度は実際に、WEB上のお店に来店してもらうようなイメージです。

メインターゲットは、「御社の存在を聞いたことくらいはあるが、御社の魅力や詳しいサービス内容までは知らない人」になります。

この場合、効果を測る指標は、バナー広告の「表示回数」および「クリック数」になります。
ユーザーが何回、そのバナー広告をクリックしてくれたかという指標が重要になるので、この回数を維持・増加させたい場合は、定期的にバナーデザインを変更する必要があります。
【誘導】には、このようなメンテナンスが必要なため、【認知】より手間と予算がかかります。

※弊社が運営する『不動産連合隊』の場合、バナー広告をご契約の企業様には、新しいバナーデザインの制作も入れ替えも、月に2回まで無料で行なっております。

「誘導」の重要点、当てはまるお客様の特徴

4.【獲得】…資料請求等、具体的な申込数を増やすために出稿するバナー広告

「獲得」の役割

「資料ダウンロード数を増やしたい!」
「セミナー申込数を増やしたい!」
「新しく建てた自社ブランドマンションを売り捌くため、面談数を増やしたい!」

このような目的を【獲得】といいます。
この場合、効果を測る指標は、バナー広告の「表示回数」「クリック数」および、クリック後のランディングページ(着地ページ:通称LP)からの申込数(コンバージョン数)になります。

ユーザーに具体的なアクションを求めるため、バナー広告を掲載・運用するだけでは足りません。
バナーをクリックしたあとにユーザーがたどり着く、ランディングページまでしっかり作り込む必要があります。

なお、【獲得】を目的としてせっかくバナー広告を掲載しているのに、ランディングページすら作成せず、自社サイトのTOPページに誘導したり、いきなり申込フォームにリンクさせたりというケースをたまに見かけますが、これでは絶対に明確な結果を【獲得】できません。

ユーザーが次のアクションとして何をしていいのかわからなかったり(=TOPページや選択肢が多いページに着地させたり)、アクションを起こすための魅力を表現できてなければ、まず間違いなく結果は出ないからです。

バナー広告において【獲得】を目的とする場合の重要なポイントを以下にまとめます。

<必ずやらなければいけないこと>
・定期的にバナーデザインを変更する
・バナー広告の内容に合ったランディングページを制作する(必須)
・ランディングページ内では、ユーザーに起こしてほしいアクションを1つに絞る
・ランディングページ内の入力フォームは、入力しやすい仕様・構成にする

<よくありがちなミス>
・バナー広告のリンク先をランディングページではなく、自社サイトのTOPページにしたり、直接、申込フォームにしてしまうこと
・ランディングページを制作しないこと
・ランディングページ内でユーザーが複数のアクションをできたり、入力しづらいフォームになってしまっていること

逆にいえば、上記を行わずに、「バナー広告の効果が出ないなぁ。広告媒体を見直そうか」と考えても、同じことを繰り返してしまいます。

「獲得」の重要点、当てはまるお客様の特徴


いかがでしたか?

【認知】が目的なのにクリック数を見てしまったり、【誘導】が目的なのにバナーデザインを定期的に変更していなかったり、【獲得】が目的なのにランディングページを作っていなかったり…

こういう食い違いがあると、どの広告媒体を試しても、効果が出にくくなってしまいます。

最初にしっかりと目的を持ち、見るべき指標を押さえておけば、バナー広告は抜群の効果を発揮します。
ぜひトライしてみましょう。

「弊社クライアントである不動産会社様に、十数年に渡りコンサルティングしてきた内容を、もっとたくさんのお客様に知ってほしい!」という考えのもと集まったのが、私たち、ラルズネット編集部です。「どうやったらもっと集客できるの?」「どんなホームページやコンテンツを作ればいいの?」といった基本的なことから、「社員をしっかり育てたい」「組織を効率化したい」といった経営の話まで、不動産やWEBの枠を飛び越えて、弊社が今まで四苦八苦しながらも培ってきたタメになる情報を発信していきます。みなさん、一緒に不動産業界を盛り上げ、日々の仕事をより一層楽しくしていきましょう!

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