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2018/10/02 2021/03/18

「すぐに売りたい!」そんなときの一撃必殺兵器「LP(ランディングページ)」を極めよう!(基礎編)

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「すぐに売りたい!」そんなときの一撃必殺兵器「LP(ランディングページ)」を極めよう!(基礎編)

「すぐに売りたい商品がある!」
「とにかく会員登録数を増やしたい!」
「資料をもっとダウンロードしてもらいたい!」

「どうしても○○したい!」というニーズは、どの企業にもあるのではないかと思います。

ところで、あなたは「LP(ランディングページ)」という名前を聞いたことはありますか?

聞いたことがない方でも、インターネットを見ていると、健康食品などの商品説明で縦に長いページを見たことがあるのではないでしょうか。それがLPだと思ってもらって構いません。

実は、このLP。「どうしても○○したい!」という場合に最も威力を発揮する、一撃必殺の武器なのです。

今回は、LPとホームページの違いと、なぜLPが集客に効果的なのか、そのメリットをわかりやすく解説します。

1.LP(ランディングページ)はホームページとどう違うの?

まず、ホームページとLP(ランディングページ)では、その目的と構成が大きく異なります。
ホームページは複数のページから構成されていて、その目的は、自社商品や企業イメージのアピールなど多岐に渡り、フォームや問合せボタンも複数あります。

一方、LPは1ページ完結型の構成で、目的(コンバージョン)は1つです。
1つの商品にユーザーの意識を向けさせ、「問合せ」というアクションに集中してもらうためです。

商品販売なら「購入」。会員獲得なら「登録」。資料請求なら「申込」。
あれもこれもやろうとしてはいけません(目的が複数ある場合は、目的の数だけLPを作るのが基本です)。

重要なので繰り返しますが、「1LP、1目的(コンバージョン)」これがルールです。
他のページへのリンクも、基本的には一切貼ってはいけません。ユーザーの気を散らせてはいけないのです。

ランディングページ

ホームページ

2.LP(ランディングページ)はどうして集客効果が高いの?

ホームページとLP(ランディングページ)の違いはわかったけど、商品のアピールならホームページ内でも十分にできているし、わざわざLPを作らなくても…とお考えの方もいるでしょう。
しかし、LPは、ホームページよりも集客効果が高い3つの理由があります。

① 意図した順序でユーザーに情報をアピールできる

ホームページでは、各ページを見る順番は人によってバラバラです。
たとえば、商品のメリットを紹介したページと料金表のページを別の場所に設けたホームページがあったとします。
ここで、ユーザーが料金表のページを先に見て、「高い」と感じてしまえば、それが第一印象になってしまいます。料金だけで判断してしまい、商品のメリットを知らずに離れていく。そんなユーザーもいるかもしれません。

一方、LPは上から順番に読んでもらえます。そのため、まず商品のメリットを紹介し、その下に料金を掲載するというように、自分たちがアピールしたい順番通りに情報を見せることができます。
このように、LPでは、ユーザーの中で誤ったイメージが先行してしまうことを防ぎ、商品への理解度を高めることができます。

ランディングページ 目移りして離脱することがなく見てほしい順序で情報を伝えることができる!
ホームページ 他のページを見てもらえなかったり意図とは違う順序で見られてしまうことも…

② 必要な情報を1ページで伝えるため、ユーザーが他のページに目移りして離脱することがない

ホームページは、ページが複数あるため、ユーザーがお目当ての商品をあちこち探しまわっているうちに、気付いたら他のことにも興味を持ってしまったり、迷ってしまい結局何もアクションを起こさないということがあり得ます。

一方、LPは目的が1つであるため、基本的に他のページへのリンクは貼りません。
そのため、ユーザーが途中で他のページに目移りし離脱してしまうことがなく、目的まで一直線に進むため、結果を出しやすいのです。

③ 自社ホームページに合わせる必要はなく、商品ごとに自由度の高いデザインができる

LPは独立した1ページなので、今、保有しているホームページのテイストに合わせて作成する必要はありません。
商品やサービスに合ったデザインで、その都度、自由自在に作成することが可能です。ホームページとは別に、個別に作っていけるのです。

3.LP(ランディングページ)はどういう構成でできているの?

LP(ランディングページ)は、「まったく興味がなかった相手に、興味を持ってもらう」というワザに長けています。
サプリや健康器具、美容グッズなど、はじめはまったく興味がなかったのに、LPを読み進めていくうちに、「これはいいかも!すぐ効果が出そう!」などと思い、つい購入ボタンをポチっと押してしまった経験はありませんか?

それは、LPが実に巧みな構成でできているためです。
LPは、大きく分けると「ファーストビュー」「ボディ」「クロージング」の3つのブロックに分けられます。

ランディングページの構成要素
ランディングページの構成要素

ファーストビュー

<インパクトが重要!キャッチコピーでユーザーの興味をひきつける>

最上部は、ユーザーがそのLPを読み進めるかどうかを判断する最も重要なポイントになります。
「あなたの求めている情報がありますよ!」ということが見た瞬間わかるよう、目立つキャッチコピーや画像を配置します。

ここに記載するキャッチコピーで大事なポイントは
「この商品を利用することで得られるメリット(=逃れられるデメリット)」がはっきり伝わるように書くことです。
とくに、「あなたが今抱えている悩みが、このように改善されます」という切り口が重要です。

絶対に避けたいのは、「当社はこんなにすごい!」「ウチの商品はこんなに素晴らしい!」と、すべて自社視点で書いてしまったり、機能やスペックを前面に押し出してしまうことです。
これでは、読んだ人がシラけたり、ピンとこなくて離脱してしまいます。

たとえば、ロボット掃除機を、あまり電化製品に詳しくない主婦にアピールする場合、「吸引力が従来の掃除機の5倍で、カメラとセンサーを駆使したハイエンドモデル」と書いてあるページと、「おひるね中におそうじ完了!?あなたの時間をつくる掃除機、ここにあります」と書いてあるページであれば、どちらが読んでもらえるでしょうか?後者であるはずです。

ボディ(共感呼び込み → 商品説明 ・ベネフィット提示 → Q&A・お客様の声)

<共感してもらい、お客様が得られる「良き体験」を語ろう>

ボディ部分は、「共感呼び込み」→「商品説明・ベネフィット提示」→「Q&A、お客様の声」の順で作ります。

<共感呼び込み>

本文では、まずはじめに「こんなことでお悩みではないですか?」とユーザーの気持ちに寄り添いましょう。
「そうそう、自分の悩みと同じ!」とユーザーに共感してもらえなければ、誰も読む気にならないからです。

<弊社LPの「共感呼び込み」の例>

御社にこんな悩み、ありませんか?

 

<商品説明・ベネフィット提示>

その後、くどくなりすぎないように、自社の商品を紹介したあと、お客様が得られるベネフィットを提示します。

ベネフィットとは、カンタンにいえば、商品そのものがもつ詳細情報ではなく、商品を購入したことで生まれる「良き体験」のことです。

先ほどのロボット掃除機の例でいえば、吸引力などのスペックではなく、ロボット掃除機を買った結果、その人はどんな「良き体験」を得ることができるのか?ということです。掃除という手間から解放され、生まれた時間で、友達とお出かけできるかもしれません。大好きな読書や映画鑑賞ができるかもしれません。

すべての人は、商品を買っているように見えて、商品そのものではなく、商品を買った結果得られる体験を買っています。

そこに訴求しなければ、良い結果は得られません。ここは重要なポイントなので、強く意識しましょう。

<Q&A、お客様の声>

商品やサービスについて大まかに理解したユーザーでも、細かい疑問が出てくることもあります。
疑問を持ったまま購入する人は稀なので、「よくある質問と回答(Q&A)」を載せましょう。

さらに、「お客様の声」のコーナーがあると、迷っているユーザーに最後のひと押しができます。
たとえば、無料相談への申込みが目的のLPには、お客様の声として、相談した際の印象やスタッフの応対、実際に購入したお客様の感想などを載せると、ユーザーはよりイメージをしやすくなるでしょう。

この2つを掲載することにより、「疑問」と「不安」を解消してあげるのです。

<弊社LPの「お客様の声」例>

弊社LPの「お客様の声」例

 

クロージング

<LPの総まとめ。ストレスのないフォームを用意し、確実にアクションにつなげよう>

最下部は、「問合せフォーム」を設置し、ユーザーにアクションを促す部分になります。(問合せフォームを別ページで用意する場合は、「問合せボタン」を設置します)
もし、割引やキャンペーンなど、おトクな情報がある場合は、フォーム手前で再度強調しましょう。

フォームは、ストレスのない作りが重要です。
入力しづらく、必須項目が多すぎるようなフォームでは、すぐ離脱されるため、せっかくここまでユーザーを誘導してきた意味がありません。

入力が楽になる『お助け機能』があると、より結果が出るフォームになります。
たとえば、郵便番号を打ち込むと自動的に番地以外の住所が入力されるもの、名前を入力するとふりがなも自動的に入力されるものなどです。
ユーザーの手間が少しでも減ると、離脱される確率はグンと減るのです。

弊社で作成するお問合せフォームにも、そのような『お助け機能』がついています。導入をご検討されている場合はお気軽にご相談ください。

弊社で作成するお問合せフォームにも、『お助け機能』がついていますのでご相談ください。

悪い例 送信前に離脱 入力が多い
良い例 送信まで達成! 入力が少なく簡単!コンバージョン率up!

今回のおさらい

  • どうしても売りたい商品がある場合は、LP(ランディングページ)を作るのが必須である。
  • LPは1ページ完結型の構成で、目的は1つ、フォームや申込みボタンも1種類。
    他のページへのリンクも貼らず、ユーザーに「問合せする」というアクションに集中させる。
  • LPは、ファーストビュー、ボディ、クロージングの3つの部分からできており、とくにファーストビューにあるキャッチコピーが重要である。
  • キャッチコピーは、「この商品を利用することで得られるメリット(=逃れられるデメリット)」が伝わるように書く。
  • 商品そのものの詳細情報よりも、商品を購入することによって相手が得られる「良き体験」(ベネフィット)を訴求する。
  • 入力時にストレスのないフォームを設置する。

次回の記事では、LPの良し悪しがわかる目を養います。
具体的に「こういうLPはダメ」という事例とともに、「良いLP」を作るにはどうすればいいのかについて詳しく解説していきます。

皆さん、この機にLP(ランディングページ)マスターになり、欲しい問合せを計画的にゲットできる体制を築きましょう!

「弊社クライアントである不動産会社様に、十数年に渡りコンサルティングしてきた内容を、もっとたくさんのお客様に知ってほしい!」という考えのもと集まったのが、私たち、ラルズネット編集部です。「どうやったらもっと集客できるの?」「どんなホームページやコンテンツを作ればいいの?」といった基本的なことから、「社員をしっかり育てたい」「組織を効率化したい」といった経営の話まで、不動産やWEBの枠を飛び越えて、弊社が今まで四苦八苦しながらも培ってきたタメになる情報を発信していきます。みなさん、一緒に不動産業界を盛り上げ、日々の仕事をより一層楽しくしていきましょう!

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