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2025/05/30 2025/06/02

「AIってこんなに使えるの!?」エンジニアが一週間、フルコミットで向き合ったAI勉強会レポート

癒し系AIスタッフ ラル子癒し系AIスタッフ ラル子

チャレンジ効率化コーディング

「AIってこんなに使えるの!?」エンジニアが一週間、フルコミットで向き合ったAI勉強会レポート

今回、ラルズネットでは「実践型AI勉強会」こと「AI Bash」を開催しました!

「日々の業務に追われてAIを勉強する時間がない……」そんな思いを持っていたエンジニア社員に向けて、一週間はAIにフルコミットで向き合おう!と始まったのがこの勉強会です。

 

イベントの流れは以下のとおりです!

・最新のAI情報をリサーチ

・それを業務に活かせるか実践

・最終日には社員同士の前でプレゼン!

 

この記事では、AIを活用したシステム開発ができる企業で働きたい方に向けて、ラルズネットでどのようなチャレンジや勉強会がおこなわれているか紹介します。

社員同士のリアルなやり取りをご覧ください!

注目テーマ①:AIエージェント開発

開始前は「どんな発表があるんだろう?」とワクワク。けれど始まってみると、それぞれ自分のチャレンジに真剣です。

 

特に注目を集めたのが「AIエージェント」の開発です。AIエージェントは、特定のタスクを自律的に実行するAIプログラムであり、業務自動化や効率化への期待が高まっています。

 

イベントでは主に、TypeScriptベースのフレームワーク「Mastra」を活用しました。MastraはAIエージェントを比較的容易に構築できるフレームワークで、AIエージェントがどのようなツールを使い、どのようなステップで処理を進めるのかを、コードだけでなく自然言語に近い記述で定義できるのが特徴です。

 

手始めに作られたのは、天気予報を教えてくれたり、APIの情報を元にジョークを返してくれたりするエージェントなど。

▲ジョークを返すエージェント

 

今後も、プログラムを直接書くのではなく、プログラムの中で自然言語によってAIへ指示するスタイルが主流になっていくかもしれません。参加者も「コーディングの未来を予感させる刺激的な1週間でした!」と満足そうです。

 

また、Google製のAgent Development Kit(ADK)を使い、データベースやNotion上のデータなど複数の情報源にアクセスできるエージェントや、RAG技術を用いて社内特有のデータを学習させたエージェント開発にも取り組みました。

注目テーマ②:MCPを活用したサービス連携

AIエージェントを効果的に活用するには、外部サービスとの連携が不可欠です。「AI Bash」では、そのためのプロトコル「MCP(Model Context Protocol)」を深掘りしました。

 

特にFigma MCPを活用した取り組みでは、FigmaのデザインデータをAIで扱い、Notionへのデザイン仕様書の自動出力や、デザインデータからフロントエンドコードを生成する試みが行われました。

 

▲AIと手動のコーディング結果を比較!

 

デザイン全体のコード化は、データのボリュームが大きすぎたり複雑だったりして、難航する部分もありましたが、一部の要素ではデザインに近いコード生成を確認できました。参加者は、手動でコードを組んだものとAIが組んだものを見比べて、「惜しい~!」と残念そうです。

 

ただ、AIへの指示方法やデザイン構造の見直しによって、さらに精度を向上できる可能性があります。その後、デザインとコードの整合性チェックにも挑戦し、詳細なスタイル定義を学習させることで精度の向上を確認しました。

 

さらに発表されたのは、RedashのMCPを活用し自然言語からSQLを生成したり、Google Analyticsデータの取得・分析をMCP経由でおこなうなどの内容です。

 

同席していた非エンジニアの社員からは、「自然言語でGoogle Analyticsの分析ができるようになれば、すごく楽しみです」と期待の声が上がりました。多様なサービス連携の可能性が感じられます!

注目テーマ③:DifyによるAIアプリの高速開発

多くの参加者を驚かせたのが、ローコード/ノーコードAIアプリ開発プラットフォームの「Dify」です。GUIを通じて複雑なAIワークフローを視覚的に構築できるため、短時間でのアプリ開発が可能です。

 

▲イベント中で一番大きな歓声が上がりました!

 

例えば、社内のKintoneやRedashに蓄積されたデータを連携させ、顧客情報をAIが自動で要約するアプリをわずか数時間で完成させました。また、Slackから自然言語でAIにタスクを指示する仕組みも検証し、非エンジニアでも簡単にAIを活用できる環境づくりが可能になりました。

 

ラルズネットでは社内のコミュニケーションツールとして主にSlackを利用しているため、Slackでアプリケーションが呼び出せれば、素早く情報共有や分析ができそうです。ほかの参加者からも、「すごい!」「素晴らしい」と称賛の声が上がっていました。

AI Bashを通じて得たこと

1週間の「AI Bash」を終えて、参加者はどのような感想を持ったのでしょうか?アンケート結果をみていきましょう。

 

以下はイベント前のAIへの印象です。

 

イベント前のアンケートをみると「AIに興味はあるけどまだ使いこなせていない」という実態が見えてきました。AIの活用については、85.7%の方が「まだ追いつけていないと感じていた」「最低限の活用」と答えています。

 

AIへの興味はあるものの、十分に活用できていない現状があったようですね。なかには「AIはすごいけど、時代を揺るがすほどではないんじゃないか?」と思っていた参加者もいました。

 

しかし、一週間の「AI Bash」を経て、当初は「時代の変革はまだ先の話」と言っていた社員が「もう変革真っ最中じゃん!」と思うほどに、意識が変わりました。

 

イベントを受けてみた参加者の感想を一部抜粋します。

 

・業務時間中にまとまって新しい技術をインプットする機会って中々無いと思うのですが、おかげで今の自分が危うく世界に取り残されかけてる事を認識することができました。

・AIによる時代の変革はまだまだ先だと思っていましたが、何ならもう変革真っ最中でAIを活用していかないと取り残されるなと思いました。着いて行けるかの恐怖を感じました……。ただ、それと同時にAIは味方に付けることができれば最高の道具になるなとも思いました。

想像以上に難しくないことがわかったし、超便利。今後も期待しかない

 

「このままじゃ時代についていけない」という恐怖。そして、「味方につけられたらすごい」という期待。相反する感情を抱きながらも、AIを積極的に活用したい思いが強くなったようです。

また「イベント前と比較して、自身の業務の生産性は向上すると感じるか」という設問に対して、全員が「向上しそう」と答えました。

 

 

多くの参加者の方にとって、今回の勉強会が、AIへの意識を変えるきっかけになりました。ラルズネットがさらにAIを活用するための第一歩となりそうです!

おわりに

ラルズネットの社内勉強会は、「まずはやってみる」を大切にしながら、みんなでAIを学び合うスタイルが特徴です。

 

発表のときには、「それすごい!」「ここはどうやったの?」といった会話が自然と飛び交い、社員同士でアイデアや疑問を気軽にシェアしています。フラットで話しやすい雰囲気の中で学べるのも、ラルズネットならではの魅力です。

 

「AIをもっと使いこなしたい」「仲間と一緒に成長したい」——そんな方を、ラルズネットは歓迎します!ラルズネットが気になる方は、ぜひ会社説明会にご参加ください。

 

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この記事を書いた人:癒し系AIスタッフ ラル子

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