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2019/05/15 2019/10/24

何年経っても一番嬉しいこと 〜楽しい仕事ではなく、楽しめる自分を探そう!〜

鈴木常務鈴木常務

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何年経っても一番嬉しいこと 〜楽しい仕事ではなく、楽しめる自分を探そう!〜

お客様から言われて一番嬉しい言葉

先日、5月12日は、連合隊の誕生日でした。歳はなんと18歳。
 
新しいサービスが出てはすぐに消えていくこのIT時代に、当社ポータルサイト『不動産連合隊』は、実は18年間も続いているサービスなんです。
 
何年経っても、お客様から言われて一番嬉しい言葉があります。
それは、「連合隊から反響来たよ!」です。
 
不動産会社様に物件を載せてもらい、反響をもたらすのが『不動産連合隊』の役目なので、この一言はシンプルにめちゃくちゃ嬉しいです。
 
当社では、お客様のフォローのため、オンライン・オフライン問わず、日々、顧客面談を行っています。
私自身も現場の声を聞くため、定期的に全国を回っていますが、先ほども福岡のK社様にお伺いした際、「繁忙期はどうでしたか?」と聞くと、「連合隊からがダントツで反響も多いし、成約もできてるよ!連合隊がなかったらもうやっていけないくらいだよ。いつもありがとう!」と言われて、本当に嬉しい気持ちになりました。
 
札幌のA社様からは「連合隊からのテナント物件の反響が、昨年の2倍近く増えてるよ!」と言われたり、E社様には「連合隊で知り合った人に、ウチのマンション買ってもらえたよ!」と言われたりして、思わずガッツポーズが出そうになりました。
 
「どうして、こんなに嬉しい気持ちになるんだろう?」と考えてみたのですが、きっと、私たちが社会に貢献できているという確かな実感が湧くからなのかもしれません。
 
不動産という、誰もが必要な空間をつないでいき、1人でも多くの人に幸せを運ぶというのは、ラルズネットのミッションでもあります。
当社はWEB会社であるため、どうしても画面とにらめっこする日々が続いてしまいます。
ときには、困難な場面に出会ったり、細かい作業が山積みになったりして、自分たちの存在意義を忘れてしまいがちです。
 
そんなとき、「連合隊から反響来たよ!ありがとう!」と言われると、ハッと初心に返るような気持ちになります。
お客様から必要とされているという実感ほど、やる気が出ることはありません。「よし、がんばろう!」と思えるんです。
 
人は、自分だけのためにがんばり続けられるほど強くはありません。
でも、必要としてくれる誰かのためであれば、いつも以上にがんばれる。そんな気がします。

「楽しい仕事」かどうかではなく、何事も「楽しめる自分」がいるかどうか

学生向けの会社説明会をやっていると、よく、「楽しい仕事がいい」「クリエイティブな職種がいい」「成長できる会社がいい」という方を見かけます。
 
また、中途採用をしていると、就職してすぐに「仕事内容が思っていたのと違った」「この会社にいても成長できないと思った」という理由で、次の会社を探している方もいらっしゃいます。
 
もちろん、それはもっともな理由だと思います。
しかし、自分の外に理由を求めている限り、他の会社を選んでも同じ状況を繰り返してしまう可能性があります。
なぜなら、楽しいかどうか・成長できるかどうかは、仕事内容ではなく、実は、自分次第であることが多いからです。
 
私も、これまで、いろんなジャンルの仕事をしてきました。
ひたすら机や椅子を雑巾で拭いたり、朝から晩までラベルを貼ったり、ジャガイモの袋詰めをしたり。
 
雑巾掛けも、正直、最初は「つまんないな・・」と思っていましたが、「机や椅子がキレイだと、ここに座る人が気分良く働けるかもな」とか思ったり、「エンピツの汚れは、消しゴムよりもマジックリンで拭くほうがすぐ落ちる・・!」と発見があったりして、だんだん面白くなってきました。
 
ラベル貼りも、やっているうちに指さばきのコツがつかめてきて、だんだん貼るのが速くなってきたので、ストップウォッチで時間を測って、隣の人と競争したりしていました。
 
ジャガイモの袋詰めは、すごくやりがいのある仕事でした。
 
収穫したジャガイモを洗い(水が死ぬほど冷たい・・)、袋に詰め、道路脇にある無人販売所に置くのですが、初日は10袋中1袋しか売れなかったので、次の日は、ジャガイモを昨日より丁寧にゴシゴシ洗い、置き方も見栄えよく工夫して、手描きのポップを作って置いたら、5袋も売れてたんです。
 
「工夫したらどんどん良くなるんだ!」って思ったら、いつのまにか袋詰めが楽しくなっていました。

すべては、自分の外にあるものではなく、自分の中にあるもので決まる

一番、思い出に残っているのは、長野県の山奥の農家で働いたときの話です。
 
その農家をやっている寡黙なおじいさんと一緒に山小屋に住むことになったんですが、「熊に気をつけろよ。そこに足跡ついてるだろ」と言われて、「どうやって気をつけるの!?」と思ったりしながらも、毎朝4時に、つなぎを着て、トラックに乗り、畑へ。
最初は見よう見まねでおじいさんの仕事を手伝いました。
 
毎日、汗だくになりますが、山小屋の風呂(らしきもの)では、水がチョロチョロとしか出ないため、水を貯めて、ちょっとずつ使うしかありません。
 
最初は不便だなと感じてたんですが、その分、たまに行く街の銭湯のシャワーの蛇口をひねったときは、「水がこんなに出るってすごい!」と感動しました。
 
その後、慣れてきた自分に課せられたミッションは、「収穫し終わったトウモロコシの茎を伐採する」という地味すぎる仕事でした。
まあ、刈り取るだけだし、簡単だろうと思っていたのも束の間。
 
「おまえの担当は3ヘクタールだ」と言われたので、「はい!」と言いつつも、普段あまり使ったことのない単位だったので、「3ヘクタールってどのくらいですか?」と聞いてみると、「向こうまでだよ」と。
 
ふと見てみると、向こう側が見えないんです。
 
あとで調べたんですが、1ヘクタールって、どうやら「100メートル × 100メートル」だったようで、3ヘクタールだとテニスコート114個分らしいことがわかり、一気にやる気を失いました・・。
同じ作業をするにせよ、おじいさんは、大きな車に巨大なカッターがついたようなやつ(名前わかりません)に乗って、一度の往復でかなりの面積を刈り取れるマシンを使っているのですが、自分のは、小さな丸い刃がグルグル回る、手で持つ小さな芝刈り機です。
左右にブイーンって振ったって、目の前の数本しか刈れないんです。
 
しかも、その芝刈り機は、紐を引っ張ってエンジンをつけるタイプなんですが、全力で引っ張ってもなかなかつかなくて・・。
「貸してみろ」と言われて、おじいさんがやると、なぜか「ブルンブルン・・ブルルルル・・」とかかる。
芝刈り機の電源すらつけれない自分のダメさ加減に何度もガックリ来ました。
 
その後、刈り取って、刈り取って、刈り取りまくって、後ろを見ると、まだ、2列くらいしか刈り取り終わってない・・。
前を見ると、一向に先が見えません。3ヘクタールは無限でした。永遠に終わらないと思いました。
 
疲れて土の上に座り、ポケットに入っていた飴玉を口に入れ、呆然と空を見上げていた私に、おじいさんがやってきて、一言。
 
「ただ目の前の1本を全力で刈り取れ」と。
 
この一言は、なぜだか今でも覚えています。
気持ちがラクになったし、集中できるようになったんです。
 
これしか進んでないとか、先が見えないとか、全部、現実ではあるんだけど、自分が作った虚像なのかもと思いました。
常に今しかないことがわかれば、今に集中できる。
 
「できる・できない」「楽しい・楽しくない」「がんばれる・がんばれない」。
そういうのは、全部、自分の外にあるもので決まるんじゃなくて、自分の中にあるもので決まるんだと思いました。
 
目の前にある1本だけを考え、全力で打ち込むこと数日、振り返るとそこには、3ヘクタールの広大な刈り取り後の畑がありました。
 
以前、誰かから「人生で一番とおいしいと思った食べ物は何?」と聞かれたことがあるのですが、「畑仕事が終わったあとに食べた、カレーの王子さま」と答えています。
そのくらい、この日に食べたレトルトカレーはおいしく感じました。

仕事をいただけるというありがたさ

新入社員には必ず伝えていることがあります。
それは、仕事をいただけるというありがたさについてです。
 
「仕事をいただく」
 
これには、感謝しかありません。
 
仕事とは、「事に仕える」と書くため、お客様があって、はじめて成り立つことです。
お客様がなぜ仕事を与えてくださったかというと、それは、私たちを心から信頼し、期待してくれたからです。
 
世の中にこれだけ多くの企業と人がいる中で、当社に、そして一人一人に仕事があるというのは、奇跡に近いほどのありがたさだと思います。
信頼を築き、仕事をいただく過程で、どれだけの努力と苦労があったかわかりません。
 
これは、たとえバーチャルであろうが、オンラインであろうが、変わりません。
 
出社し、机に座れば、仕事があるという状態は、日常ではありません。
担当できるお客様がいるということは、当たり前のことではありません。
奇跡的で、すごくありがたいことなんだと思います。
 
何よりも、これを当たり前だと感じてしまうと、自分の内側にある「充実感を満たすためのハードル」が相当高くなり、あらゆることに満足できなくなってしまうでしょう。
 
「楽しい!」「やりがいがある!」
 
それは、「楽しい仕事」や「やりがいがある仕事」という具体的な対象物があるのではなく、どんなことでも「楽しいと思える・やりがいがあると思える自分」がいるかどうかなんじゃないかなと思います。
 
日常を奇跡だと感じ、些細なことに感動し(銭湯のシャワーにも!)、あらゆる物事に感謝できるかどうか。
そういうことが本当に大事だなと、福岡から佐世保へ向かう車の中で思う今日この頃でした。

結論

どんなことでも楽しめる!今日も仕事があるという奇跡に感謝!
この記事を書いた人:鈴木常務

経営戦略、商品企画、人材採用の責任者をやっています。 この仕事をやっていて感動するのは、頭の中に描いたものが、実際に動く商品になり、お客様から「めちゃくちゃいい!」って言われたときです。 みんなと一緒にがんばって作って良かった!って、しみじみ思います。 自分自身、成功より失敗の方が何倍も多いですが、いつも仲間に助けられ、困難を乗り切り、そのたびに少しずつ成長してこれたのかなと思います。 その中で得た学びをブログで発信していきます。