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アパートのリフォームにはどのくらいの期間がかかるもの?
賃貸管理
2018/01/11 2024/08/07

アパートのリフォームにはどのくらいの期間がかかるもの?

株式会社ラルズネット 編集部

アパート基礎知識リフォーム・リノベーション

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アパートのリフォームにはどのくらいの期間がかかるもの?

入居者が退去すると多くの場合、部屋のリフォームが必要になります。
 
このリフォームにはどれくらいの期間がかかるものなのでしょうか。一般的なアパートのリフォーム内容や期間について説明します。

リフォーム期間を把握して賃貸管理する必要性

入居者の退去後、次の入居者を受け入れるためにリフォームを行うと、リフォーム工事中ずっとその部屋は空室状態となります。空室=家賃収入が得られない期間なので、アパート経営においてはこのリフォーム期間をなるべく短くすることが求められます。

そのためには工事の内容によってリフォーム期間がどれくらいになるのかを正確に把握しておく必要があります。
リフォームに関するスケジューリングはこのリフォーム期間を基準として行っていきます。

入居者の退去後に必要なリフォーム

では、具体的に入居者の退去後にはどのようなリフォームが必要になるのかを見てみましょう。

クロスの張替え

原状回復リフォームとして必要になることが多いのがクロス張替えです。壁4面、さらにプラスして天井のクロスを張替えることもあります。壁や天井に穴がある場合はその補修も行います。
また、床フローリングの張替えも同時に行うことが多いでしょう。

エアコンの交換

エアコンは10年程度で寿命がやってきます。交換はリフォーム会社に頼むこともできますが、電気店などで購入し、工事業者に古いエアコンの撤去・処分、新しいエアコンの取り付けを依頼するという方法もあります。
 
夏前などの時期は業者の繁忙期に入り、日取りの調整が難しくなることがあるので要注意です。

水回りのリフォーム

浴室、キッチン、トイレなどがきれいにリフォームされていると入居希望者に与える印象が大きくアップします。理想は、浴室は新規にユニットバスを導入、トイレは新しいものに取り替えて、台所も新品流し台を設置することです。
 
また、洗濯機パン、シャンプードレッサーの設置などもアピールポイントになります。

入居者が退去した際のリフォーム期間

入居者退去後、上記のような内容のリフォームをする場合の期間は1~3週間ほどかかるのが一般的です。工事箇所が多くなればそれよりも1週間程度長くなることもあります。
 
さらにスケルトンリフォーム(フルリフォーム)と呼ばれるような大掛かりなリフォームを実施するとなれば、数ヶ月単位の期間が必要になることもあるでしょう。

また、リフォームの際に水回りの床下にカビが繁殖していたり、家の柱が腐りかけていたりと、新たな問題が見つかることもあります。思わぬことから期間が長くなるケースがあることも頭に入れておきましょう。

リフォーム期間をできるだけ短縮するポイント

リフォーム期間をできるだけ短縮するポイント

リフォーム期間は少しでも短くなればそれに越したことはありません。通常は1ヶ月前~2ヶ月前には退去日がわかるはずなので、その段階で早めにリフォーム会社に手配をすることを心がけます。

また、部屋の現状がどうなっているかという状況把握をしっかりすることも大切です。その状況に応じてどんな工事が必要なのかを決め、リフォーム会社に見積もりを取り、期間も算定してもらいます。その上で工事のスケジュールを立てていきましょう。

リフォーム期間を短縮するには、とにかく初動を早くすることがポイントです。早めにリフォーム会社に依頼して計画を立て、準備を進め、余裕を持って工事に取り掛かることのできる環境を整えてください。

最後にもう1つ、リフォーム期間短縮には融通の効くリフォーム会社と出会えるかどうかもポイントになります。アパート経営に修理・修繕に関する業務は必須であり、リフォーム会社とは長い付き合いになります。
 
まずはコミュニケーションが取りやすく、安心して任せられる会社を見つけることが重要です。

この記事を書いた人:株式会社ラルズネット 編集部

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