収益物件を活用している家主さんにとっては、繁忙期に確実に入居者を得たいところです。
なぜなら繁忙期を逃してしまうと、長期にわたって空室となってしまう場合もあるからです。
繁忙期に確実に入居してもらうための準備と空室対策を紹介します。
不動産業界の繁忙期
不動産業界の繁忙期は、4月から新しい生活がスタートする学生やサラリーマンが多いので、その前の12月から3月が繁忙期だと言われています。
物件によっても繁忙期は異なり、ファミリー向けの賃貸物件などは、結婚式が多い6月から10月が繁忙期とも言われています。
この時期には、入居を希望する人もいれば、逆に引っ越して出ていく人もいます。
繁忙期だからと言って、空室が自然と埋まるわけではありません。
業界全体が活性化するので、競争も激しくなります。
他の物件との差別化を図らなければ、多くの物件の中に埋もれてしまい、気がつけば入居者が確保できずに繁忙期が終わってしまったということも起こりえます。
他の物件との差別化事例
代表的な空室対策は、キャンペーン企画です。
例えば、入居後一定期間は賃料無料とするフリーレントキャンペーンや、家具家電、商品券などのプレゼントを打ち出すことで、物件を探している人の心を掴む効果があると言われています。
特に、最近の空室対策のトレンドとしては、「カスタマイズできる部屋」というのが人気です。
この事から、自分でコストを負担しても、部屋を自分好みにしたいという希望がある人が多いと言えます。
壁紙や照明がカスタマイズできるという部屋は高いニーズがあり、空室対策として有効な手段です。
また、募集条件を見直してみることも1つの方法です。
例えば、ペット不可の賃貸物件はまだまだ多いので、思い切ってペット同伴の入居も可能にすることも、1つの方法として挙げられます。
その他にも、賃料や敷金礼金を見直して適切な価格設定をすることも忘れてはいけません。
繁忙期とは言っても、お客さんは自分好みの条件と価格で物件を選ぶため周辺の家賃相場から乖離が大きくては入居を決めてもらうことはできません。
繁忙期が来る前に周辺の物件の家賃相場をインターネットなどで調査した上で、見直しを行いましょう。
繁忙期前にしておきたい清掃管理
繁忙期に入る前に必ずしておきたいことと言うと物件の清掃です。
繁忙期には、入居希望者が実際の物件を見て回りますが、その時に掃除が行き届いていないと良い印象を持ってもらうことができません。
経費節約のために自分で清掃をしている家主さんもいます。
しかし、プロの清掃業者は最新の清掃機器を使って掃除をするため、素人の掃除では落とせない汚れなども落とすことができる場合があります。
そのため、清掃業者に掃除を依頼することも1つの方法です。
ただし、清掃業者に依頼をしても、家主さん自身で物件に足を運んで、部屋の状態を確認することも大切です。
部屋を見に来た人の目線に立って、行き届いた掃除がされているかどうかを確認します。
また、建物の外観やエントランスも重要だと言われています。
コストがかかりますが、古く傷んでいるような外構であれば、思い切って外構をきれいにやり直すことも検討する必要があります。
外構には、花や木を植えることでイメージが良くなる場合も少なくありません。
不動産会社との連携が大切
繁忙期に空室を埋めるには、不動産会社がお客さんに物件を紹介してくれるかどうかも重要なポイントです。
部屋を探している人たちに、繁忙期のたくさんある物件の中からどの物件を紹介するかは不動産会社のスタッフ次第とも言えます。
一般的には、家主さんが負担する広告料が成果報酬として業者に渡るケースも増えているようですが、実際に物件を紹介する不動産会社のインセンティブをアップすることも一考に値するかもしれません。
また、インターネット上に掲載されている物件がどのように掲載されているか自分自身で確認をすることも大切です。
物件を探している人はまず、インターネットで物件を探し、ある程度の目星を付けてから、仲介業者に出向くのが一般的です。
インターネット上には、物件の設備情報は全て掲載されているか、他の物件とも比べてみて、魅力的に見えるかどうかも工夫が必要です。
写真によっても印象は大きく変わるので、写真は広角レンズを使って明るく撮られているかどうかも確認します。
繁忙期には暮らしたい思う部屋作りが大切
空室を埋めるためにはどんな時期であっても、部屋を見に来てくれた人たちに「この部屋で生活したい」と思ってもらえることが一番大切です。
繁忙期にしっかりと空室を埋めるためにも物件の価値を高める清掃やメンテナンスを行いましょう。
室内の空気の入れ替えを定期的に行っておくことも大切です。
その他にも、物件が日当たりの悪いようであれば、予め照明を付けておいて明るい印象を持ってもらうことや、事前にテーブルやカーテンを取り付けて今後の生活のイメージを持ってもらうことも有効だと言われています。
繁忙期には、特に入居者目線に立って客観的に物件を見直すことが大切です。
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