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不動産投資の収益物件を遠隔地で所有する際の注意点
物件購入
2018/01/06 2024/07/17

不動産投資の収益物件を遠隔地で所有する際の注意点

株式会社ラルズネット 編集部

収益物件全般アパート注意点地方

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不動産投資の収益物件を遠隔地で所有する際の注意点

不動産投資用の収益物件というと、自身が住んでいる場所のエリア内にあるアパートなどを対象にするものというイメージがあるかもしれません。
 
しかし、実際の投資家の中には、地方など遠隔地の物件を所有して収入を得ている人が少なくありません。今回は遠隔地物件を所有することのメリットや注意点についてご紹介します。

収益物件を遠隔地で購入するメリット

遠隔地にある収益物件を購入するメリットとしてまず挙げられるのは、近場の物件のみを対象とする場合よりも格段に選択肢が広がることです。

都市部に住んでいるなら地方の安い物件も投資対象となります。逆に地方に住んでいる人が都内の物件を取得することも可能です。
 
高利回りなど自分の理想とする条件の物件を求めて、さまざまな地域の中から探すことができるわけです。

しかも、とりわけ地方の場合は、競争相手が少ない物件が見つかる可能性が高いというのも見逃せないポイントです。

すでにアパート経営に携わっている人なら、2軒目の物件を遠隔地に持つことで、自然災害などで被害を受けるリスクを分散することもできます。
 
災害以外の何らかの外的要因によって入居者が減ったというときも、複数物件を離れた場所で管理していれば、1つの物件で生じた損失を、他の物件で補うことが可能になります。

遠隔地で所有する前に考えておくべき注意点

一方、遠隔地での物件所有にはリスクもあります。例えば何かトラブルがあったときに状況を正確に把握することが難しく、対応が後手に回る場合があります。
 
自主管理がしづらいため管理会社などに頼りがちになり、外注費などの諸経費が多く発生するようにもなります。

また、土地勘のない場所で物件を探すときは、そのエリアに関する入念な情報収集が欠かせません。物件を探す際は当然ながら現地に足を運ぶべきです。
 
特に郊外や地方の物件は、入居率がどの程度見込めるのかをしっかりと見きわめる必要があるでしょう。

遠隔地の所有物件で不動産投資をするポイント

遠隔地の所有物件で不動産投資をするポイント

遠隔地の収益物件に投資する際は、足繁く現地に通うことは難しいということを前提にして管理を行うべきです。そのため、以下のようなポイントを押さえておきましょう。

信頼できる管理会社を選ぶ

状況把握や入居者への実際の対応など管理会社に頼る部分が多くなるので、外注する会社を注意深く選定する必要があります。

現地に行った際に担当者とも面談し、どこまで管理業務が任せられるのかということについて話を詰めておきましょう。入居者募集時は仲介業者へも積極的に営業をしてもらえるよう依頼できればさらに安心です。その際は何らかの形で報酬を支払うようにすると良いでしょう。

担当者とのコミュニケーション方法を確認する

管理会社の担当者とは電話やメール、LINEなどのメッセージアプリで必要なときにすぐに連絡を取れるようにしておきたいところです。
 
文字情報だけでなく、何かあれば写真や動画を撮って送ってもらうという段取りをつけておきます。写真や動画を見ることができれば現状把握はかなり楽になるでしょう。

リフォーム会社も要確認

オーナーとして気になるのは、入居者が入れ替わる際の部屋のリフォームではないでしょうか。
 
一定の品質を保つためにはリフォームを手がける業者の選定も大切です。通常は管理会社に紹介してもらう形になると思われますが、こちらも信頼して任せられる業者かどうかをしっかりと確認しておくべきです。

遠隔地物件を取得すると、管理会社などに依頼する業務が増える分、外注費用が高くなることは避けられません。
 
しかしそれを差し引いたとしても、高利回りの物件を経営できるなど遠隔地の不動産投資には大きなメリットがあります。
 
特に2軒目、3軒目のアパート経営を考えている方にとっては、リスク分散も期待でき、大いに検討する価値ありと言えるでしょう。

この記事を書いた人:株式会社ラルズネット 編集部

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