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2019/04/08 2021/06/28

答えのない世界 〜学生と社会人のルールの違い〜

鈴木社長鈴木社長

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答えのない世界 〜学生と社会人のルールの違い〜
4月1日、2019年度新卒社員として6名が入社しました。
 
入社式では、会長から祝辞が伝えられ、それぞれ、自分の部署・名前が入った名刺と、ラルズネットのロゴが刻まれた社章が渡されました。
 
毎年、この瞬間は、新卒社員の顔に、「よし、今日から本気でがんばるぞ!」という自分を奮い立たせる気持ちと、「自分は社会人としてきちんとやっていけるんだろうか・・」という不安が入り混じった表情が浮かびます。
 
昨日までは学生だったのに、今日から社会人なわけですから、一線をまたいだのに気持ちに変化がないわけがありません。
 
私自身、学生から社会人になった瞬間はとまどいました。
中でも面食らったのは、「答えがないこと」でした。

答えのない世界

当時、とある不動産会社に入社したばかりの新卒の私が配属されたのは、営業部でした。
やる気に満ち溢れていた私は、出社するなりすぐに「自分は何をすればいいでしょうか?」と隣の席の先輩に聞いてみました。
 
すると、「営業部なんだから、営業でしょ。売り上げることが仕事でしょ」と言われました。
「・・えーと、どうすれば売り上げることができるのでしょうか?」と聞いたのも束の間。
「そんな方法知ってたら、オレが知りたいくらいだよ!」と言われてしまったのです。
 
これは私にとって衝撃でした。
 
きっと、動物園で育てられたウサギが、突然、広大なモンゴルの大平原の真ん中に1匹、ポツンと置き去りにされたら、同じような気持ちになるのかもしれません(笑)
01
学生のころまでは、何をやるにしても答えがあり、習ったことをなるべく模範解答に近い形で提出すれば、良い成績がもらえて褒められていました。
 
だから、社会人になったばかりの私も、まず、会社側が何かを教えてくれて、その後、自分に課題を与えられ、それを教わったとおりにこなせば褒められるだろうと思っていたのです。
 
しかし、社会人からはルールが違いました。
 
自分「私は何をすればいいですか?」
上司「キミは何が必要だと思うの?」
 
自分「提案書ってどうやって作ればいいのでしょうか?」
上司「作り方は、本屋に行くなり、検索すれば出てくるんじゃないかな」
 
そんなやり取りが日常であり、「何か答えがあり、それを反復すれば褒められる」という今までの方程式は、どの場面でも通用しませんでした。
 
それもそのはず。
社会には、答えなんてないからです。どんな上司も、明確な解答用紙は持っていないのです。
 
自分から働きかけなければ、何も仕事がない。自分で考え、自分で動かなきゃいけない。
 
そこから私は少しずつ変わり始めました。

自分で課題を見つけ、解決策を考え、実行する

「ウチの商品を買ってもらうには、どうしたらいいんだろう?」
「困っている人や、ウチの商品があれば助かる人はどこにいるんだろう?」
 
そのように、自分で課題を考えるようになったのです。
 
とはいえ、依然として右も左もわからないため、何度も恥をかきました。
 
道路脇の角にある土地を売らなきゃいけないというミッションでは、「コンビニって、よく、こういう土地にあるよな」と思い、目の前のコンビニに入り、「この土地、御社で興味ありませんか?」と、カラアゲを揚げていた店員に聞いてしまったこともあります。
 
・・え?ボク、バイトなんですけど・・。そういうのは、本部の専門部署とかがやってると思います・・」と言われてしまいましたが、「じゃあ、その部署の電話番号、教えてください!」と聞いて、本部まで提案しに行きました。
 
もちろん、提案書なんて書いたこともないので、すぐに新宿の紀伊国屋に行き、「提案書の書き方」という本を3冊買ったのを覚えています。
 
山奥の廃墟を売るミッションでは、「普通は誰も買ってくれないけど、もしかしたら近くの旅館なら、2号館や社員寮を建てるための土地として検討してくれないかな?」と考え、地図を出し、近くにある施設に片っ端から電話をかけていきました。
 
やっていることが正しいのか間違ってるのかまったくわかりませんでしたが、そうやって動いているうちに、見込みになったり、成約になったりしていったのです。
 
入社して1年経ったころ、入社当時の「何か答えがあり、それを反復すれば褒められる」という考えはすでになくなっていました。
 
代わりに、「自分で課題を見つけ、解決策を考え、実行する」という、社会人として当たり前のスタンスが、いつの間にか身についていました。

1年後、今とはまったく違う自分に出会える

もちろん、企業側の教育体制も、ひと昔前と今とではガラッと違います。
 
研修もほぼなく、「先輩の背中を見て覚えろ!」という体育会系気質の企業は少なくなっているでしょうし、ラルズネットでも内定者には、入社後はもちろん、入社前にも『内定者教育プログラム』として研修を複数回行い、業務に必要な知識・スキルを学んでもらう機会を設けています。
 
▼入社式が終わりすぐに新入社員研修スタート!ラルズネットの基礎知識を学びます。
しかし、社会人としての大切なスタンスは変わりません。
 
「自分で課題を見つけ、解決策を考え、実行する」という、答えのない世界でやっていくためのルールはいつも共通なのだと、変化の激しい時代を生きていて、日々感じます。
 
舗装された道路を歩くには、何の訓練もいりません。
しかし、ジャングルの中を歩くとなれば話は別です。
目の前を切り拓き、自分で道をつくる術を身につけなくてはいけません。
 
ときにはトラブルに見舞われることもあるでしょう。仲間を助けたり、励ますことも大事になってきます。
また、コンパスを持ち、たまに高所から見回さないと、全容が把握できず道に迷います。
 
未来を生き抜くチカラは、まさにそのような環境で身につくのです。
 
新入社員の皆さんは、まだ何もわからず不安だと思いますが、1年後、今とはまったく違う自分に出会えるはずです。
それを「成長」と呼び、ラルズネットでは、【社員の成長】を会社のビジョンとして掲げています。 

他にもいろいろ!学生と社会人の違い

当社に限らず、「学生と社会人では、こんなところが違う!」という点を、いくつかまとめてみました。参考までにご覧ください。
 
▼学生と社会人の違い まとめ
 
学生と社会人の違い まとめ

結論

答えがない世界では、課題と解決策を自ら考え、実行しよう!
 
この記事を書いた人:鈴木社長

社長の鈴木です! 函館出身で、好きなものは、将棋・温泉・ネコ・宇宙です(夜に動画見ると眠れなくなります…)。 この仕事をやっていて感動するのは、頭の中に描いたものが、実際に動く商品になり、お客様から「めちゃくちゃいい!」って言われたときです。 「みんなと一緒にがんばって作って良かった…!」って、しみじみ思います。 自分自身、成功より失敗の方が何倍も多いですが、いつも仲間に助けられ、困難を乗り切り、そのたびに少しずつ成長してこれたのかなと思います。 その中で得た学びをブログで発信していきます。

ラルズネットは「社員が充実した生活を送るための環境づくり」に注力しています。

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