「相手に喜んでもらう想像力」を身につければ、就活も仕事もいろんなことがうまくいく!
学生の皆さん、こんにちは!鈴木です。
人によっては、就職活動に向けて準備が始まっているころかと思います。「うまくいくだろうか…」と不安になっている人もいるかもしれません。
ラルズネットでは「求める人材」の要件として以下を掲げていますが、今回は、その中でもとくに重要な「想像力」についてお話します。
(ちなみに、成長が早い人に備わっている共通点を参考に、当社の「求める人材」の要件に重要度ランキングをつけるとするならば、1位は「素直さ」。2位は「想像力」。3位は「変化への適応力」です。)
「想像力」の中でも、とくに「相手に喜んでもらう想像力」は、就活だけでなく、社会人になってからも、そして長い人生においても、確実にプラスの働きをする、ものすごく大事な力です。
私からは、就活本に載っているテクニックなどではなく、長く社会人をやってきて、今でも「これって、ほんとに大事だよなぁ」と日々痛感する、そもそもの話をお伝えできればと思います。
目次
ほんのすこし先の未来を思い浮かべてみよう
まず最初にお伝えするのは、「状況の想像力」です。
意味としては、ここでは「まだ来ていない、ほんのすこし先の未来を思い浮かべてみる力」くらいで捉えてください。
たとえば、街を散歩していてビルの角を曲がるときでも、「今はビルの陰で見えないけど、もしかしたら向こう側から車がすごいスピードで来てるのかもしれない」と考えることは大事なことです。
ノートパソコンの横にアイスコーヒーが置いてあったら、「こぼれてキーボードにかかったら大変だから、もう少し奥に置こう」とか、車や電車から降りるときに「座席に忘れ物をしているかもしれないから、後ろを振り返ってみよう」とか想像することも大事です。
「今、自分はこの予定を覚えているけど、未来の自分は忘れているかもしれない」と考え、未来の自分に、スケジュールアプリでアラートを設定しておくということも、想像力の一つです。
また、雨漏りがあったら、「その箇所だけをふさいでもダメかもしれない。そもそも屋根が壊れているのかもしれない。それだと、他の箇所からも漏れてくるから、屋根そのものを直さないといけないのかもしれない」など、他の可能性や根本的な原因を考えてみることも大事です。(この場合は、経験値も必要になります。)
単純なことのようですが、このような小さな「もしかしたら」の思考の積み重ねは、未来を大きく変えます。
※ここであげたパターンは「未来を良くするための想像」であり、まだ起こっていない悲観的な状況を、解決策を伴うことなく延々と考えることは、想像力というより、ネガティブ思考に当てはまってしまうので注意しましょう。
「どうすれば相手に嬉しい気持ちになってもらえるだろう?」と考えてみよう
次に、想像力の中でも、最も重要な「相手に喜んでもらう想像力」についてお話します。
要は、「どうすれば相手にすこしでも嬉しい気持ちになってもらえるだろう?」と考える力です。
これは、めちゃくちゃ大事です。大事どころか、これがないと、すべての活動がうまく回りません。日々のコミュニケーションはもちろん、企業としてお客様にサービスを提供するということもできません。
商談や顧客対応から、UI・UXの制作にいたるまで、「目の前の相手にすこしでも嬉しい気持ちになってもらうには?」と想像しないことには、多くの場面で相手に受け入れてもらえません。
先日、取引先の担当者の方に、「ラルズさん、今朝、新聞に載ってましたね!見ましたよ!あの取り組み、素晴らしいですね。」と言われただけでも、素直に嬉しい気持ちになりました。
なぜなら、その取り組みは、当社のスタッフが力を合わせてみんなでがんばったことだからです。
当社が人材の募集広告を出したときも、広告会社の担当者に「御社が募集を開始したら、すぐにたくさん応募が来ましたね!」と一言添えられただけで、嬉しくなりました。
どんな企業のどんな部署でも、一つ一つの取り組みは現場で人間が動いており、日々、四苦八苦しながらがんばっているはずです。
そして、人間が動いているということは、そこには必ず感情があります。
あなたもぜひ、1%でもいいので相手の「嬉しい!」という気持ちを上げられないか、考えてみてください。
(もちろん、まったく思ってもいないことを伝えても仕方ないので、本当に感じた「イイ!」と思う部分を伝えてみたり、「あの人(企業)なら、こういうこと喜んでくれるかな」と思うアプローチをしてみてください。)
就職活動でも、企業側が嬉しい気持ちになることを考えてみよう
これは、もちろん、就職活動でも同じことがいえます。
たとえば、会社見学会やインターンシップなど、採用に関わるイベントがあった場合、その日の夜に、参加者からわざわざ、「本日はありがとうございました!御社の製品を実際に使ってみてとても参考になりました。とくに○○の点に刺激を受けました。社員の皆様も丁寧に接してくださり、すごく嬉しかったです!」といった挨拶メールが届くことがありますが、こういうメッセージを見ると、人事部で働くスタッフは少なからず嬉しい気持ちになります。
どの企業も、人事部は、採用イベントの開催準備を時間と手間をかけてがんばっています。そのフィードバックとして御礼の言葉をもらって、嬉しくない人はいません。
十数年前、私もそうでしたが、学生の立場からすると、「企業」というだけで、まるで金属でできた高いカベが自分の前に立ち塞がっているような、何かすごいものを相手にしているような気分になるかもしれませんが、どんな企業のどんな部署も、結局は「人」でできています。
もちろん、入社試験が合否の大半を決めるのは間違いないのでしょうが、仮に同じスコアで最終的にあと1人に絞られた場合、事前に良い印象を持たれている候補者とそうでない候補者がいたとしたら、当然、前者を選ぶ企業が多いでしょう。
何よりも、相手に喜んでもらえる言葉を添えたり、そのような行動が取れる人は、単純に「この人、デキるな」と思われます。
想像力を養うにはそれなりの経験が必要ですが、経験が浅いのにすでに想像力がある人を見ると、ベテラン社会人は「すごいな」と、思わず感心してしまうのです。
就職活動でも、自分のアピールに終始せず、ぜひ、希望企業の製品や活動に興味を持ち、「その企業でがんばっている人たちが嬉しい気持ちになるにはどうしたらいいだろう?」と想像してみてください。
【余談】
そういえば、私が営業マン時代のとき、お問い合わせをくださった不動産会社様の社長さんが、ピザ屋も経営していたので、商談に伺う前に、まず、そのお店にピザを食べにいきました。
商談のとき、ピザがすごく美味しかったことを伝えたら、最初は難しそうな表情をしていた社長さんも笑顔になってくださり、当社の商品そっちのけで、今後の飲食店の店舗展開について話が盛り上がりました。その後、打ち解けて、ご契約いただいたということもあります。
これは私の経験談ですが、まずは、自分より、相手が興味を持っていることに興味を持ってみると、うまくいくことが増えるかもしれません。
「笑顔」と「元気の良さ」があるだけでも、うまくいくことが増える
ちなみに、「笑顔」と「元気の良さ」だけでも、すでにそれだけで差がつきます。
「え、そんな当たり前のことで…?」と思われるかもしれませんが、表情と話し方はコミュニケーションにおいてかなり重要な要素を占め、人の印象の93%が決まるとも言われています。
※これを「メラビアンの法則」といいます。詳細は当社就活向けブログのこの記事をご覧ください。
暗い表情で小さな声で喋る人がどうして損をしてしまうかというと、その人とコミュニケーションを取るには、喋りかけるほうも(採用面接でいえば人事部側も)勇気がいるからです。(面接官だって、緊張するのです。)
あなたも、もし知らない人同士が集まる部屋があったとしたなら、笑顔で感じが良さそうな人よりも、暗い表情で声が聞き取れない人に話しかけるほうがハードルが高いのではないでしょうか。
もし、「でも、自分って明るいキャラじゃないんだよな。どうしよう…」と思っても大丈夫です。
私も普段は、実はかなり人見知りで、自分から明るく話しかけたりできない性格ですし、「うまくいかなかったらどうしよう…」などクヨクヨ考えることもありますが、仕事中や商談中は、なるべく笑顔でハキハキした声を意識し、思考もポジティブに傾けるようにしています。
これは、いわば「ON/OFF」のスイッチの切り替えみたいなもので、練習すれば誰でも必ずできるようになります。
笑顔で明るくハキハキと答え、「目の前の相手に嬉しい気持ちになってもらうには、どんな言葉や行動があるだろう?」と想像するだけで、あなたを取り巻く世界は確実に変わってきます。ぜひ実践してみてください。
結論
「どうすれば相手にすこしでも嬉しい気持ちになってもらえるだろう?」と想像するクセをつけてみよう!
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