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融資を受けるために出すべき資産背景とは
ファイナンス
2018/10/19 2018/10/19

融資を受けるために出すべき資産背景とは

株式会社ラルズネット 編集部

収益物件全般基礎知識手続き・流れ融資

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融資を受けるために出すべき資産背景とは

住宅ローンでは本人の支払い能力が問われますが、不動産投資では、対象となる物件に加えて資産背景をチェックされます。

こちらでは、資産背景とは何か、どのようにすれば資産背景が良くなるのかなどについて見ていきます。

そもそも資産背景とは?

そもそも資産背景とは?

資産背景とは、金融機関で借入をするときに調査される項目の一つです。

不動産投資の場合には、低金利や高額の融資といった条件の良いローンを組もうとするとき、融資審査の段階で必ず確認されます。

資産背景があるということは、自分自身できちんと最後まで返済ができるのか、債務者の属性を評価するためのエビデンス(証拠)になりますので、厚い資産背景を持っている人ほど好条件の融資が受けられる可能性が高くなるのです。

資産背景というのは、手元にあって自由に動かせるお金と考えられています。

そのため、現金や預貯金、株などの金融商品といった流動的な資産のみを挙げる人も多いですが、実際には保険や退職金の積み立て、金やプラチナといった現物、相続権のある両親等の資産なども含まれるのです。

たとえすぐには換価ができないものであっても、いざというときには現金に替えることができる価値のある資産ならば資産背景に加えられますので、実際には自分が思っているよりも多くの資産を持っている人も少なくありません。

もちろん、既に完済している投資物件や不動産があれば、こちらも資産として加えることができます。

なぜ資産背景を出す必要があるのか

住宅ローンの場合には、資産背景を提出しなくても低金利で融資を受けられるケースが多いです。

そのため、不動産投資のための物件を購入する際、そこまで正確に資産背景を出す必要がないのではないかと考える投資家もいます。

しかし、できるだけ良い条件で融資を受けるためには、金融機関を納得させるために、資産背景の提出は必要不可欠です。

元々、住宅ローンは自分たちが住む家ですので、支払いが困難になっても返済を続けようとする人が多いです。

しかし、不動産投資のための物件は、赤字になれば手軽に手放すこともできるため、金融機関としても担保の価値より高額な融資をすることに対する危機感が大きくなります。

逆に言えば、資産背景がしっかりしている人であれば、本人の支払い能力については多少考慮してもらえます。

つまり、本人の支払い能力は住宅ローンの時ほど重要視されないのです。

例えば、資産背景がしっかりしている人であれば、定年間近のサラリーマンであっても、融資を受けられる可能性があります。

また、回収見込みが高いと判断された場合には、物件の価値を超える高額の融資や低金利の融資にも応じやすくなるため、投資家にとってもメリットが大きいのです。

資産背景をよくするには

資産背景をよくするには

不動産投資のための物件は、規模が大きくなるとかなりの高額になってしまいがちです。

そのため、利回りがよく、立地条件の良い物件を購入するためには、資産背景を良くして金融機関から好条件の融資を取り付けなければなりません。

実は、資産背景というのは、見方を変えるだけで現状のままでも良くするポイントがいくつかあります。

まず、当然ながら自分の資産は全て挙げておきます。現金や外貨も含めた預貯金などは残さず明記しておきましょう。

資産運用をしている商品、保険や退職金などの積立も含めることができます。金や不動産などは見落としがちな資産ですが、こちらも申込時の価値で資産背景に加えることができるため、要チェックです。

次に、配偶者の資産や実家の資産も加えておきます。

現在は自分名義ではないものの、いざというときに支払いに充てることができるものとして資産背景に入れることができるのです。

さらに、両親が生きている場合でも、相続予定の物件や財産などを足すこともできるため、追加しておくとさらに資産背景が良くなります。

資産背景に挙げたからといって差し押さえなどを受けるわけではありませんので、入れられるものはできるだけ加えておきましょう。

資産背景のエビデンスにはどのようなものがあるか

資産背景を金融機関に報告するとき、エビデンスが必要です。

これは資産の種類によっても変わってきますが、自分の資産については、通帳や株式証書などのコピー、不動産の登記簿謄本などを用意しておくとよいでしょう。

また、既に不動産投資で収益物件を持っている場合には、謄本だけでなく、利回りや運用実績などが分かる資料を加えてアピールしておくと、不動産として以上の価値があると判断されます。

相続予定の財産等については、相続関係がわかるものを資産の資料に追加しておくとよいでしょう。

資産背景によって投資の選択肢が広がることも

このように、資産背景が良い人が不動産投資をする場合には、融資可能額が増えることで利回りの良い物件を入手しやすくなります。

また、実際に不動産運用を始めてから突発的な修繕費や一時的な赤字などに見舞われたとしても、資産があれば当面の危機を回避できる可能性があります。

不動産投資というのは長期的に運用して安定したリターンを得られることが多いため、いざという時の資金は持っておいた方が安心です。

中には、資産がほとんどない人が高額な物件を購入するケースもありますが、リスクを考慮すると、多少の資産は保有してから投資を始めた方がよいでしょう。

この記事を書いた人:株式会社ラルズネット 編集部

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