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不動産投資をする上で知っておきたい自己資本比率の強化について
ファイナンス
2019/07/02 2019/07/02

不動産投資をする上で知っておきたい自己資本比率の強化について

株式会社ラルズネット 編集部

収益物件全般アパート一棟トラブル基礎知識

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不動産投資をする上で知っておきたい自己資本比率の強化について

不動産投資をおこなうにあたって重要となるものの一つに自己資本比率があります。自己資本比率は多ければ多いほど不動産投資をする上での経営が盤石になるとされています。

ここでは不動産投資における自己資本比率の重要性について解説します。

自己資本比率の概要と重要性

自己資本比率とは、すべての資産のうち、自分が所有している資産がどれくらいの割合なのかを示す数値です。

例えば不動産を購入しようとしている人がいたとして、自己資金を100万円しか持っていない場合と5000万円持っている場合を考えてみましょう。

5000万円所有していれば自分のお金だけで予算内のアパートやマンションなどを購入することができるでしょう。

ところが自己資金を100万円しか所有していない場合はアパートやマンションを購入することは不可能で、銀行などからお金を借入する必要があります。

このように自己資本は多ければ多いほど不動産投資の幅を広げることが可能です。

そしてそれだけではなく万が一トラブルなどが発生し、思わぬ出費が発生した場合でも自己資本比率が高ければすぐに対応することができます。

自己資本比率を高めることは不動産投資を維持させるためにとても重要な事だといえます。

自己資本比率を維持するために資産と負債について学ぼう

不動産投資をするうえで、自己資本比率を把握し、維持したり上げたりしていくためには、まずは自分自身の資本と負債について把握しておかなければいけません。

不動産投資における資産とは自分が所持していて自由に使える自己資金や、購入している不動産などが該当します。

一方負債とは不動産物件を購入したときに銀行など金融機関から借り入れたお金のことを指します。

負債を抱えているということは借金をしていることになりますから、返済していかなければいけません。

近年は投資の重要性が高まっていることもあっていろいろなところでセミナーが開かれています。

そしてそのセミナーではとにかく資産を増やすことを推奨し、フルローンやオーバーローンで不動産を購入することを薦めています。

確かに自己資本だけで不動産投資をしようと思ってもなかなかお金が溜まらず、せっかく良い物件を見つけても購入する機会を逃すようなこともあるでしょう。

しかしながら不動産経営は常に同じ収入を得られるとは限りません。

入居者が減少すれば収入が減って負債を減らすことが困難になりますし、不動産を所有していると管理費や維持費、税金などの出費が発生します。

万が一トラブルが生じてもすぐに対応できるよう、資本と負債のバランスを把握した経営をすることがとても重要です。

自己資本比率の計算式について

自己資本比率の計算式について

自己資本比率を把握するには実際に自分の自己資本がすべての資産のうち、どれくらいの比率を占めているのか計算して知る必要があります。

自己資本比率の計算式は準資本÷総資本×100で算出することができ、単位はパーセントです。

準資本とは何かを購入したりする場合にすぐに支払うことが可能な自己資金のことを指します。

例えば準資本が500万円あって、総資本が3000万円だった場合の計算式は500÷3000×100という計算式になり、自己資本比率はおよそ16.7パーセントになります。

ちなみに会社経営においては自己資本比率が40パーセントを超えると倒産しにくい会社だとみなされています。

自己資本比率を強化するためには

自己資本比率は最初から高いに越したことはありませんが、一般的なサラリーマンの場合、よほど優良な企業に勤めるか、若いうちから計画を立てておかなければ不動産を購入できるほどの自己資本を貯めることは困難で、はじめのうちはどうしても銀行など金融機関から多額の融資を受けることになるでしょう。

多額の融資を受けているということはリスクの高い経営をしているということになるため、安全な経営を目指すためには少しでも早く負債を減らしていくだけではなく、自己資本比率も同時に高めていく必要があります。

不動産経営をするにあたって、自己資本比率を高めるために最も有効なのが収入を増やすという方法です。

収入を増やすのに最も手っ取り早いのは家賃を上げることですが、家賃を突然上げると現在入居している人から不満が出るのは明白です。

場合によっては他の賃貸を求めて部屋を出る人もいるでしょう。せっかく収入を上げようと家賃を増やしても空き室が増えるのでは逆効果です。

家賃を上げずに収入を増やすには稼働率を上げる、つまり入居者を増やすことを目指した経営が重要です。

それには所有不動産の価値を向上させる必要があります。

不動産経営をしている人の多くがはじめのうちは情熱を持って経営するものの、だんだん冷めてきてほったらかしにする人が多いです。

常に自分の不動産の入居率を把握し、悪い点は改善していくようにすることが自己資本比率を増やすための近道になります。

経費削減や節税など出ていくお金の管理もとても重要です。特に不動産経営をはじめたころは少しの出費も大きな痛手になります。

無駄な出費がないよう何にどれだけのお金が出ているのかを把握し、節約できるところは節約していきましょう。

また借り入れが多い時期には小規模共済・倒産防止共済・生命保険などを利用して課税繰り延べをし、税金を支払う時期を遅くするのも有効です。

自己資本比率を少しずつ増やしながらの経営が大切

不動産投資をおこなう際には銀行などから多額の融資を受けることがほとんどです。

銀行の融資を出来るだけ早く返済しようという意識は多くの不動産投資家が持っていますが、自己資本比率を増やすこともおろそかにしてはいけません。

自己資本比率が高ければ高いほど安定した経営を続けることができます。

この記事を書いた人:株式会社ラルズネット 編集部

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