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不動産投資を始める際に現金購入と融資購入ではどのような違いがある?
ファイナンス
2018/09/18 2018/10/05

不動産投資を始める際に現金購入と融資購入ではどのような違いがある?

株式会社ラルズネット 編集部

収益物件全般購入基礎知識

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不動産投資を始める際に現金購入と融資購入ではどのような違いがある?

不動産投資を始める時に、現金購入と融資購入のどちらにするか迷うこともあるでしょう。

それぞれのメリットやデメリットなどの特徴を知ることは重要です。そこで、現金購入と融資購入にはどのような違いがあるのかご説明します。

不動産投資で現金購入するメリットとデメリット

不動産投資で現金購入するメリットとデメリット

不動産投資で現金購入をするメリットは「融資ができない物件でも購入できる」「毎月の返済がない」「支出を少なくできる」です。

不動産投資を検討している時に、ある程度の資産があれば現金購入で不動産を所有できるでしょう。

融資を受けて購入することもありますが、融資ができない物件も存在します。例えば、老朽化しても建て替えが出来ない時や資産価値の維持が難しい場合の「再建築不可物件」です。

そのような物件で融資を受けることはできませんが、現金なら購入できます。毎月の返済がないこともメリットです。

一括で現金購入していれば、返済がないので家賃収入として所得になっていきます。空室などで家賃収入が少なくなってしまっても、所得は増えていくのです。

利息を支払う必要もないので、現金購入ではトータルの支出も少なくなるでしょう。

現金購入のデメリットは「投資の効率が悪い」「資産を増やすのに時間が掛かる」「手元の資金が残らない可能性」になります。

現金購入では投資利益率と呼ばれるROIが低くなってしまいます。レバレッジが効かないため、収益性は低くなるのです。

また、資産を増やすのに時間が掛かってしまうのもデメリットです。一括で購入するので将来的に安心と思いがちですが、しっかりと経営をして家賃収入を得ないといけません。

戸数が少なければ家賃収入も高いわけではなく、一括で支払った購入額になるまで時間が掛かってしまいます。

経年劣化や事故物件になってしまうと、家賃が下がる可能性もあるのでそれらのことを考えていないと、家賃で購入額が回収できずに損をしてしまうこともあるので注意が必要です。

不動産を経営するためには、諸費用が掛かります。固定資産税などの税金だけでなく、管理や修繕費用も掛かるため現金は使い切らず、それらを支払うための資金は手元に残しておかないといけないのです。

不動産投資で融資購入するメリットとデメリット

不動産投資で融資購入するメリットは「物件購入のハードルが低い」「レバレッジを効かせられる」「ROIが高い」「資金が少なくても始められる」です。

融資を受けることができれば、希望する物件を購入できるでしょう。今後の家賃収入を想定して、一括で支払えない金額の物件も購入できます。

よって、物件購入のハードルが低くなって選択肢が増えるのです。

レバレッジを効かせられ、ROIが高くなるのもメリットでしょう。ROIとは投資金額に対してどのくらい回収できたかの指標であり、自己資金に対しての回収率で計算します。

自己資金が少なくても融資を受ければ、投資効率を見るROIは高くなるのです。これをレバレッジ効果とも呼びます。

不動産投資におけるレバレッジが効くというのは、自己資金が少なくても将来的に高額の不動産を入手できるという意味になります。

現金で購入する時は、自己資金を集めるまでに時間が掛かってしまいますが、融資購入にすれば、資金が少なくても始められます。

手元に多くの資産が残っていれば、他の投資に回せるのもメリットです。

融資購入のデメリットは「空室が多い時には、利益幅が大きい」「金利変動で収益が上下する」になります。

融資購入の時は、決められた返済額を支払っていかないといけません。

もし、空室の増加など家賃収入が減った場合、利益率が減ってしまうのです。満室の場合と比べると、空室が増えた時との利益幅は大きくなってしまいます。

金利変動にしていると、収益が上下するのもデメリットです。金融情勢などで利率が変動するので、返済額も変わってしまいます。

よって、利息分が高くなってしまうと収益も変わってしまうのです。

融資は受けるべき?それとも受けないべき?

融資は受けるべき?それとも受けないべき?

融資を検討する時は、どのくらいの割合で融資を受けるか考えることが大切です。

ある程度の自己資金と融資で賄えば、有益な不動産投資ができるでしょう。もし、融資だけに頼って資金が少ない状態で購入してしまうと、不測の事態に対応できません。

入居者が減って家賃収入を十分に得られない時のことも考えておかないといけません。

また、修繕不足や自然災害などに備えて、現金も残しておきましょう。融資を受けることはROIが高くなるなど、多くのメリットがあります。

しかし、返済額が返せないなどのトラブルが起こさないためにも、事前にシミュレーションをして計画を立ててから検討するといいでしょう。

それぞれのメリットとデメリットを理解して、安心できる不動産投資を

不動産投資で現金購入と融資購入ではメリットやデメリットなど特徴が異なります。それぞれの違いを理解し、現状を把握してからどちらにするか決めるべきなのです。

現在の状況や目的を明確にしてから、不動産の購入方法を決めるようにしましょう。

この記事を書いた人:株式会社ラルズネット 編集部

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