これまで学んできたことや、自分が思うプログラミングの楽しさについて聞かせてください。
小学生でWEBサイト制作。中学生でゲーム制作。大学生でアプリ制作。学ぶというより、楽しんでいた
私は小さい頃からコンピュータに興味があり、小学生のときにはHTMLで自分のWEBサイトを作っていました。
中学生のときはゲームが好きすぎてゲーム作りにのめり込み、Perlという言語を使ってブラウザ上で遊べる戦国シミュレーションゲームを作っていました。新しいダンジョンや必殺技を作ったり、敵との戦闘におけるダメージ量を計算したり…。プレイヤーの要望に応えながらゲームを進化させていくのがすごく楽しくて。
自分の作ったゲームで遊んでくれる人達が増え、「楽しい!」「面白い!」と言ってもらえることに喜びを感じていました。
大学に入ってからも、趣味でJavaを使ってAndroidの時間割アプリや麻雀アプリを作ったり…。学ぶというより、楽しんでいたというか。
自分が考えたとおりに実装できたときの「やった!」っていう喜びは、子供のときから、ラルズネットで働いている今もずっと変わらないので、その感覚がまさにプログラミングの楽しさなんじゃないかなと思います。
ラルズネットを選んだ理由を教えてください。
自分の話を親身になって聞いてくれて、「この会社、いいな」と思った。なんというか、ビビっときた
ラルズネットの会社説明会で社員の方と対面で話す機会があり、自分が小さい頃からずっとプログラミングにハマっているという話をしたところ、「それは絶対活かすべきだよ。君の大好きなものが、そのまま仕事になるような会社を選んだ方がいい」とアドバイスされたんです。
その後も、ラルズネットのことより、むしろ自分の人生相談のような形で親身になって話を聞いてくれたのが印象的で、そのとき「この会社、いいな」と思いました。なんというか、ビビっときた感じです。
会社選びって、最終的にはインスピレーションじゃないですかね。
入社後、自分が成長できたと思うことはありますか?
自分の名前が入った通称『TAZURAシステム』を完成させ、作業量を10分の1にまで減らせたこと
私が開発したシステムで相当な業務効率化を果たせたときは、自分でもかなり手応えを感じました。
どういうものかと言いますと、ラルズネットが提供しているメインサービスであるポータルサイト『不動産★連合隊』の運営では、TOPページにいかに面白い物件を掲載するかがとても重要なんですが、私が入社したころはこの掲載方法がアナログで、さらに『不動産★連合隊』は全国分で40サイト以上もあるので、日々、TOPページに新しい物件を掲載するだけでも、かなり手間がかかっていたんです。
これは微妙だなと思い、まず、掲載方法だけでも簡単に瞬時に終わる「ラクラク物件掲載ツール」のような新システムを作り、それに切り替えました。
その結果、4~5人分のスタッフの作業量を約10分の1にまで減らすことに成功したんです。
みんなから「ほんとに助かる!ありがとう!」と言われたときは嬉しかったですね。
社内で大勢の人に気に入ってもらえたのか、このシステムは、通称『TAZURAシステム』と名付けられました。自分の名前が入ってて、嬉し恥ずかしい気分ですが(笑)
今後ラルズネットで挑戦したいことはありますか?
『TAZURAシステム』を人工知能レベルまで進化させる
将来、達成したい目標としては、『TAZURAシステム』を人工知能レベルまで進化させることです。つまり、弊社の人間が物件を掲載するという行為を無くすることです。
一般のエンジニアの人であれば、「そんなの、条件指定して自動で物件を表示させればいいだけじゃないの?」と簡単に思われるかもしれませんが、『不動産★連合隊』ではそうはいかないんです。
先ほども言った通り、『不動産★連合隊』はTOPページにいかに面白い物件を掲載するかに全身全霊をかけているようなサイトでして、掲載する物件の選定は、弊社の営業コンサルタントである不動産業界出身者や、不動産オーナー、宅建資格保持者などのスタッフが直に目利きで行い、ときには不動産会社に直接話を聞きに行き、最終的に彼らが「面白い」と判断した物件だけが掲載されます。
パーソナライズが流行っている今の時代に逆行しているかようなこの恣意性が、他社ポータルとの差別化になり、連合隊ユーザーにもウケています。
ということは、このプロセスをすべて自動で回すには、エンジニアとしては、彼ら不動産のプロが「面白い」と考える判断基準をアルゴリズム化しなければなりません。これがものすごく難しいんです。
というのも、物件の面白さは、物件の価格や立地などのスペックだけではなく、不動産会社にまで足を運び仕入れてきた情報の鮮度や希少性にも寄るところが大きいからです。ユーザーにとっては写真の要素も大きいため、機械学習を使った画像解析も必要になるでしょう。
「この物件、面白いでしょ?」と生身の人間が差し出すリアルな質感を、無機質になりがちなコンピュータがどれだけ出せるのかというのが、今の私のテーマですね。常に血が通ったシステム作りをしたいなと思っています。
最後に、学生の皆さんにメッセージをお願いします。
何事もとにかく楽しもう!
何事もとにかく楽しみましょう!楽しめる人は強いと思います。
やらされてる感があると、どうしてもうまく吸収できません。私もこれまで、勉強してきたんだか遊んできたんだかよくわかりません(笑)昔も今もプログラミングを楽しんでるだけなんです。
皆さんもぜひ、楽しみながら自分の夢を掴んでください!